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ジャパン駅伝ツアー
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M高史
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ジャパン駅伝ツアーPRアンバサダーM高史が駅伝の魅力などを語ります!

#1
箱根駅伝

箱根駅伝をはじめ、日本人は駅伝が大好きです。
実業団、大学生、高校生、中学生のそれぞれ日本一を決める大会から、
市民駅伝やファミリー駅伝、ちびっこ駅伝まで。
なんで日本人はこんなに駅伝が好きなのか。
そしてこれからの駅伝のあり方についても考えていきたいと思います。

人々を魅了し続ける箱根駅伝とは

初回、お送りするのは箱根駅伝について

駅伝といえば、まず真っ先に思い浮かぶのは
箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)でしょう。
1920年にスタートし、来年で第93回大会を迎えます。

驚異のTV視聴率と沿道の観衆約100万人以上という注目度。
2日間、約11時間の間ただひたすら大学生が走るというだけで
多くの国民が注目を集める・・・
というのは諸外国の方からしたら、不思議だそうです。

駅伝のために学生生活のすべてを捧げた若武者たちが、
4年間という限られたタイムリミットの中、
己の健脚を磨き鍛錬する姿。

都心をスタートし、
横浜を過ぎ湘南を進み小田原の城下町を駆け抜け
さらには天下の剣・箱根に挑む。
さらにそれをまた下る。過酷さ。

多くの方を魅了するストーリーとロケーション、
さらに歴史が積み重なった大会ですね。

駅伝は様々な世代に親しまれています。

箱根駅伝に携わるからこそ感謝の気持ちが必要

「箱根駅伝がマラソンをダメにした」

という声をよく耳にしますし、
本やネットでもたびたび議論になります。

「結果至上主義により成長過程の選手を潰した」
「実力以上の注目を浴びすぎてその後の競技生活や人生で苦労する」
「スポンサー企業からの提供や待遇が良すぎて多くの学生が感謝の気持ちを忘れている」
などの指摘や批判もあがっていますね。

しかし、箱根駅伝がなければ
そもそも地味な過酷な陸上競技の長距離を選択しないで
ほかのスポーツを続けているでしょう(笑)
箱根駅伝を走れるスピード持久力、スタミナや根性があれば、
他の競技でも活躍できる可能性も大いにあったはずです。

なので、批判をする前に
「箱根駅伝、ありがとうございます!」
という感謝の気持ちがまず必要なのではないでしょうか。

学生スポーツとして競技をさせていただいているという
「おかげさまで」の謙虚な気持ち大切だと思います。

「競技をさせていただいてありがとうございます。」
「応援していただいてありがとうございます。」
「監督、コーチ、マネージャーにありがとうございます。」
「グラウンド、ランパンランシャツ、シューズなど道具にもありがとうございます。」

感謝、謙虚の心があれば注目を浴びたとしても
驕ることなくさらに精進することができます。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
という言葉のように競技で実績を出した選手ほど、
さらに謙虚な姿勢を極めてほしいです。

『走るとき、腰は高く!(腰高なランニングフォームで)
普段の態度、腰は低く!(謙虚な姿勢で)』

稲穂のような謙虚な姿勢が大切です。

激動の時代を超えて箱根駅伝に受け継がれる思いがある

さて、来年で93回を迎える箱根駅伝。

箱根駅伝は大雪が降っても開催され続けてきました。
中止になったのは5度。

1941年、1942年、1944年、1945年、1946年。

太平洋戦争が激化し、
東海道・箱根間の使用禁止によりまず2年間中断。

1943年は戦時中のため
靖国神社から箱根神社までにコース変更して実施したそうです。

さすがに戦況激化と終戦で44年~46年まで中断。

しかし終戦からわずか1年半後の1947年にはもう再開されています。
ぼくが生まれるはるか前の話です。
両親もまだ生まれていません。

終戦後まもなくといえば食べることも学ぶことも困っていると思いますし、
生きることだけでも必死だったと思います。

「それでも箱根を走りたい」といった大先輩方が
あきらめずにつないでくださった襷があったからこそ、
今日の箱根駅伝があり、
現在の駅伝人気につながっていると思います。

鶴見中継所に建立された記念像
過去の先輩から未来の後輩へと襷を繋いでいきたいですね。

終わりに

箱根駅伝は素晴らしい大会です。
応援して下さる方、支えて下さる方に改めて感謝の気持ちを込めて、
学生も指導者も謙虚な姿勢で精進していくことで、
課題を改善しより素晴らしい大会になっていくことを願っていますし、
箱根駅伝に関わったOBが卒業したのち
多分野に渡り活躍・飛躍することを願っています。

初回は箱根駅伝について、視点を変えてお届けいたしました。
次回も宜しくお願い致します。

M高史